[15p-2B-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

[15p-2B-11] 発振波長を整列させたフォトニック結晶ナノレーザアレイによる細胞イメージング速度の改善

〇阿部 紘士¹、大多 哲史¹、竹村 泰司¹、馬場 俊彦¹ (1.横国大・院工)

キーワード：フォトニック結晶、細胞イメージング

我々はフォトニック結晶（PC）ナノレーザをバイオセンシングに応用してきた1)．特にナノレーザの大規模アレイをイメージピクセルとして利用した細胞観察法を提案，実証してきた2)．しかしこれまではナノレーザを個別測定しており，例えば441個の大規模アレイでは1フレームの取得時間が~12 minと長かった．これはナノレーザの各波長がばらつき，同時に測定すると波長が重なって識別できなくなることが原因であった．そこで今回，ポストプロセスによって各ナノレーザの波長を整列させ，全ての波長の同時測定を可能にした．これによりフレーム取得時間を大幅に短縮した．