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[15p-2R-17] アルカリ金属フッ化物処理によるBaSi2薄膜の電気特性制御
キーワード:シリサイド半導体、不純物ドーピング、アルカリ金属
BaSi2薄膜の電気特性制御を目的として、アルカリ金属フッ化物の蒸着と熱処理を用いたアルカリ金属ドーピングについて調査を行った。LiF処理では、400 ˚C以上の熱処理により電子密度が最大で1020 cm−3まで増大する一方、NaF、KF処理ではキャリア密度の変化は小さかった。薄膜構造評価の結果より、BaSi2とLiFの反応によりLiがBaSi2中にドープされ、ドナーとして働いている可能性が高いことが分かった。