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[16a-2U-9] MHzスケールのAFMシミュレーションによるエネルギー減衰の解明
キーワード:原子間力顕微鏡、分子動力学法
分子動力学法と連続体モデルを組み合わせた計算モデルを用いて、非接触モードのAFM のカンチレバー振動の減衰の仕組みを解明する.今回,実際の実験で用いられるカンチレバーの振動数に近い,MHzオーダーのカンチレバー振動のシミュレーションを行った.ブラウン散逸の手法で求めた減衰量は観測値や我々の手法を用いて算出した値よりも数桁小さい値を示し,これまで用いられてきたブラウン散逸の手法ではその減衰量を過小評価していたことがわかった.これらのことから,カンチレバーの振動の減衰する仕組みについて議論する.