[13a-A22-1~11] 10.1 Emerging materials in spintronics and magnetics (excluding semiconductors)

[13a-A22-2] Spin polarization and AHE in single layer graphene contacted with YIG

〇Seiji Sakai^1,2,5, Pavel B. Sorokin^3,1, Satoshi Haku⁴, Yoichi Yamada⁵, Shiro Entani¹, Hiroshi Naramoto¹, Pavel V. Avramov^6,1, Kazuya Ando⁴, Yasushi Yamauchi^2,1 (1.QST, 2.NIMS, 3.MISiS, 4.Keio Univ., 5.Univ. Tsukuba, 6.Kyungpook Univ.)

Keywords:graphene, YIG, magnetic proximity effect

グラフェンのスピン流を制御する新しい手法として酸化物磁性体による磁気近接効果の利用が提案されている。本研究では、磁性酸化物YIGとの界面におけるグラフェンの電子・スピン物性の解明を目的に、SLG/YIG接合に関するスピン偏極準安定He原子脱励起分光(SPMDS)[6]の実験とホール効果測定を行った。その結果、SPMDS分光の結果、グラフェンの伝導電子に顕著なスピン分極が存在することが明らかになった。さらに同試料に異常ホール効果が観測され、グラフェンには磁気近接効果によるスピン分極と同時にスピン軌道相互作用の増大も生じていることが明らかになった。