2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[13p-A34-1~6] 弱磁性物質への磁場効果を利用した材料プロセス

2016年9月13日(火) 13:15 〜 16:30 A34 (301B)

山登 正文(首都大)、山本 勲(横国大)

15:00 〜 15:30

[13p-A34-4] 光特性を磁場制御できる光機能ナノ材料の創製

米村 弘明1、新見 友樹2、中 祐二2、西野 光彦2、冨山 泰隆3、山田 淳1 (1.九大院工、2.九大工府、3.九大工)

キーワード:磁場効果、光電変換、光アップコンバージョン

本講演ではlayer-by-layer 吸着法とLangmuir-Blodgett法を組み合わせて、ポルフィリン-ビオローゲン連結化合物(ZnP(6)V)-銀ナノ粒子(AgNP)複合膜を作製し、アノード光電流に及ぼす磁場と金属ナノ粒子の効果を検討した。複合膜の光電流は磁場を印加すると増加した。光電流に対する磁場効果はZnP(6)V-AgNP複合膜の場合の方がZnP(6)V膜の場合より大きくなった。さらに、Photon upconversion(光UC)に対する磁場と金属ナノ粒子の効果についても検討した。今回はじめて光UCに対する正の磁場効果を観測した。