2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » ナノフォトニクスと熱の融合

[13p-C302-1~11] ナノフォトニクスと熱の融合

2016年9月13日(火) 13:45 〜 18:00 C302 (日航30階鳳凰)

岡本 隆之(理研)、高原 淳一(阪大)

13:45 〜 14:15

[13p-C302-1] ナノフォトニクスによる熱輻射制御

宮崎 英樹1 (1.物材機構)

キーワード:熱輻射、ナノフォトニクス、メタマテリアル

物体表面からの熱輻射スペクトルは、完全黒体の熱輻射にその表面の放射率を掛け合わせたものになる。一方、物体表面の放射率は吸収率と等しい。光波長サイズの微細構造では構造により吸収率を改変できるが、これを熱すると、人工的に制御された熱輻射スペクトルが得られる。作製技術の向上に伴い、今や熱輻射は自由に設計できる物性となった。これまでに報告された様々な構造における熱輻射の特徴と、代表的な応用事例を紹介する。