2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[13p-P9-1~38] 12.5 有機太陽電池

2016年9月13日(火) 16:00 〜 18:00 P9 (展示ホール)

16:00 〜 18:00

[13p-P9-35] ペロブスカイト太陽電池における多孔質酸化チタン層のTiCl4処理効果

原田 隆史1、Karimah Adli Hasyiya1、伊藤 省吾2、中西 周次1、池田 茂3 (1.大阪大、2.兵県大工、3.甲南大)

キーワード:ペロブスカイト太陽電池、多孔質酸化チタン

300°Cおよび400°Cで焼成した多孔質酸化チタン層のTiCl4処理によるペロブスカイト太陽電池特性への効果を調べた。300°Cで焼成した場合はTiCl4処理後の焼成によって、有機物が除去され、変換効率は向上した。一方、400°Cで焼成した場合はTiCl4処理によって吸着水の量が減少し、その結果、成膜したペロブスカイト層に残存するPbI2の量が減少した。以上のことから、低温で焼成した多孔質酸化チタン層を用いてもTiCl4処理によって変換効率が向上できることが分かった。