16:00 〜 18:00
[13p-P9-35] ペロブスカイト太陽電池における多孔質酸化チタン層のTiCl4処理効果
キーワード:ペロブスカイト太陽電池、多孔質酸化チタン
300°Cおよび400°Cで焼成した多孔質酸化チタン層のTiCl4処理によるペロブスカイト太陽電池特性への効果を調べた。300°Cで焼成した場合はTiCl4処理後の焼成によって、有機物が除去され、変換効率は向上した。一方、400°Cで焼成した場合はTiCl4処理によって吸着水の量が減少し、その結果、成膜したペロブスカイト層に残存するPbI2の量が減少した。以上のことから、低温で焼成した多孔質酸化チタン層を用いてもTiCl4処理によって変換効率が向上できることが分かった。