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[14p-D61-1] 高温超電導SQUIDを用いた電磁検層の検討
キーワード:超電導量子干渉素子、電磁検層、石油増進回収
高温超電導SQUIDによる石油増進回収におけるCO2モニタリングのための電磁検層の可能性について、計測感度の側面から検討した。電磁界シミュレーションでは、坑井間距離を640mと仮定し、3層の油層のうち最下層の油層にCO2を圧入することを想定。比抵抗の変化から、CO2が0mから640mに進むことで、20000Am2の磁気モーメントのコイルからの送信で、約1pTの変化を観測できると推定される。これは高温超伝導SQUIDで判別可能な磁場変動であり、フィールド試験で計測した一次磁場や二次磁場の大きさも考慮して、広域の電磁検層が可能であることを示唆していることを報告する。