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[14p-P5-12] 微傾斜Si(211)基板上へのBiドーピング層成長2
キーワード:シリコン、ドーピング、ビスマス
本研究では、表面構造を利用して微傾斜シリコン基板にBiのδドーピングした結果を報告する。分子線エピタキシー法を用いて、この微傾斜表面上にBiを堆積してから、シリコン結晶層をエピタキシャル成長すると、基板温度に依存して構造的に1018–1020 cm-3 のビスマスドーピング層を形成できる。高品質なエピタキシャル層を得るためには、低指数面に比べて高い基板温度が必要となる。基板温度400℃で成長した試料は、キャリア密度 n = 4.0 × 1019 cm-3を示し電気的に活性化していることを確認した。このドーピング量、キャリア密度は、今まで試行したBiのδドーピングとしては最高の値である。