2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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15 結晶工学 » 15.8 結晶評価,不純物・結晶欠陥

[15a-A23-1~10] 15.8 結晶評価,不純物・結晶欠陥

2016年9月15日(木) 09:00 〜 11:45 A23 (201B)

沓掛 健太朗(東北大)、河合 宏樹(東芝)

09:00 〜 09:15

[15a-A23-1] Si単結晶成長における転位密度・残留歪の結晶成長方位依存性

中野 智1、高 冰1、柿本 浩一1 (1.九大応力研)

キーワード:転位、シミュレーション

転位はSi結晶の品質を低下させる大きな要因である。また、残留応力は結晶育成時、あるいは切断時の破砕の要因である。本研究では、Si結晶成長において、異なる結晶方位([001]、[111])を用いた場合における転位密度、残留歪の3次元数値解析を行った。その結果、[001]を用いた場合の方が転位密度は高くなるが、残留歪は低くなることがわかった。これは、結晶成長方位とすべり系の関係が原因だと考えられる。