[15a-P1-1~10] 3.4 生体・医用光学

[15a-P1-8] 高速蛍光相関分光法による量子ドットの物性解析

〇(M2)大浦 真¹、山本 条太郎²、金城 政孝² (1.北海道大生命、2.北海道大先端生命)

キーワード：光学顕微鏡、分光法、量子ドット

蛍光相関分光法(FCS)は，共焦点レーザー光学系を用いた蛍光分子の並進ダイナミクスを解析する解析法であり，蛍光分子から量子ドットや金ナノ粒子まで広い応用範囲をカバーする．この装置を用いて量子ドットを測定し，pH依存的なブリンキングが観察され，また，量子ドットの蛍光寿命に依存する成分であるアンチバンチングも，同様の装置を用いて検出された．この結果は，FCSを用いたナノ粒子計測から得られる新たな情報とその有用性を示している．