[15a-P1-1~10] 3.4 生体・医用光学

[15a-P1-9] 位相ホログラムを用いた二光子励起多点蛍光相関分光装置の開発

〇山本 条太郎¹、北村 尚樹²、金城 政孝¹ (1.北大院先端生命、2.北大院生命科学)

キーワード：蛍光相関分光法、拡散計測、蛍光

我々が以前開発した多点蛍光相関分光装置において、測定点数の増加に従い励起光の細胞に対する光毒性が問題になると考えられた。この問題を解決するため、本研究では二光子励起による多点FCS装置を開発した。二光子励起では励起光の焦点領域でのみ吸収が起きるため、細胞に対する光毒性を最低限にまで低減できると期待できる。発表では、本装置による溶液中での計測結果と、植物深部におけるFCS計測結果について報告する。