2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[15a-P5-1~14] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2016年9月15日(木) 09:30 〜 11:30 P5 (展示ホール)

09:30 〜 11:30

[15a-P5-12] 表面増強ラマン分光法によるびらん剤の高感度検出

伊藤 民武1、山本 裕子2,3、瀬戸 康雄4、大類 保彦4、名児耶 友樹4、今井 裕一5、福岡 隆夫5 (1.産総研、2.学振RPD、3.香川大工、4.科警研、5.ストローブ)

キーワード:表面増強ラマン分光法、びらん剤

現在、化学兵器用剤(化学剤)を用いたテロの脅威が顕在化している。化学テロの危機管理においては化学剤の散布現場で速やかに中毒起因物質を特定することが重要である。表面増強ラマン分光法(SERS)は超高感度と高識別能を併せ持つ検出法であるため化学剤の高感度検知にも応用されている。我々はびらん剤等を標的として現場でのSERS高感度現場検知技術の開発を目指している。今回、びらん剤に特有のSERSスペクトルの高感度測定に成功したので報告する。