[15p-A25-1~17] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

△ [15p-A25-4] 蛍光分光法により観察した単層カーボンナノチューブ内包水の相

〇(M2)加藤 高士¹、吉野 数基¹、齋藤 裕太¹、千足 昇平²、本間 芳和¹ (1.東理大理、2.東大工)

キーワード：カーボンナノチューブ、水、相

単層カーボンナノチューブ（single-walled carbon nanotube, SWCNT）は内側に擬１次元ナノ空間を持つ．一方でこの空間に内包された水に対し，温度及び圧力で定義される相図の実験的測定や理解は進んでいない．蛍光（photoluminescence, PL）分光法を用いて，そのPL スペクトルがSWCNT 内部への水の吸着・脱離（気液相転移）や低温下での固液相転移による誘電環境変化に伴ってピーク波長がシフトすることを利用することで，より広範囲かつ高精度にSWCNT 内包水の相図を作成した．