2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

CS コードシェアセッション » CS.5 3.11フォトニック構造・現象,13.7ナノ構造・量⼦現象のコードシェアセッション

[15p-B4-1~8] CS.5 3.11フォトニック構造・現象,13.7ナノ構造・量⼦現象のコードシェアセッション

2016年9月15日(木) 13:45 〜 15:45 B4 (展示ホール内)

尾崎 信彦(和歌山大)

15:30 〜 15:45

[15p-B4-8] 量子ドット励起子分子-ナノ共振器系におけるFeshbach共鳴を用いた光子-光子相関制御の検討

太田 泰友1、上出 健仁1、岩本 敏1,2、荒川 泰彦1,2 (1.東大ナノ量子、2.東大生研)

キーワード:共振器量子電気力学、量子ドット、量子光学

Feshbach共鳴は、2原子間の衝突エネルギーがその分子束縛状態と共鳴する際に、原子散乱過程が強く変調される現象である。共鳴近傍で原子エネルギーを制御することで、2原子間に引力および斥力相互作用を実現できる。最近では、共振器励起子ポラリトンにおける励起子分子状態とのFeshbach共鳴も観測されており、ポラリトン間の斥力相互作用に起因する単一ポラリトン状態生成なども議論されている。今回我々は、量子ドット励起子分子(XX)-ナノ共振器結合系を用いた2光子間のFeshbach共鳴を検討した。XXへの共鳴を利用して2光子間に引力/斥力相互作用を実現することで、バンチング/アンチバンチングした光子を生成できることが明らかになったので報告する。