[15p-P3-1~32] 6.3 酸化物エレクトロニクス

[15p-P3-18] 固体電解質/電極界面の界面抵抗発生起源の解明

〇白木 将¹、白澤 徹郎²、鈴木 竜¹、河底 秀幸¹、清水 亮太³、一杉 太郎^1,3 (1.東北大AIMR、2.産総研、3.東工大物質理工)

キーワード：リチウム電池、薄膜、パルスレーザー堆積法

正極、負極および電解質のすべてが固体で構成される全固体Li電池は、安全性の面から次世代の高性能蓄電池として期待されているが、実用化に向けては、固体電解質/電極界面で生じる高い界面抵抗が大きな問題となっている。本研究では、PLDを用いて全固体薄膜電池を作製し、極めて低い界面抵抗を得るとともに、放射光表面X線回折により正極活物質と固体電解質の界面構造を精密に測定し、界面抵抗発生の起源が、単原子層レベルでの界面原子配列の乱れにあることを明らかにした。