2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[15p-P6-1~16] 8.3 プラズマ成膜・表面処理

2016年9月15日(木) 13:30 〜 15:30 P6 (展示ホール)

13:30 〜 15:30

[15p-P6-15] 大気圧ペン型プラズマによるDLCの局所成膜

吉木 宏之1、佐賀井 佑馬1,2 (1.鶴岡高専、2.オリックス・ファシリテ)

キーワード:大気圧マイクロプラズマ、ダイヤモンド状炭素膜、プラズマCVD

ダイヤモンド状炭素(DLC)膜の局所成膜の為にペン型プラズマ源を提案した。このプラズマは注射針を電極とし、RF(13.56 MHz)励起で生成される。DLC膜はCH4/He混合ガスを用いて、Si基板にプラズマCVDで合成された。膜質はプラズマ‐基板間距離; dに大きく依存した。ラマン分光分析ではD-バンドとG-バンドの広いピークを観測した。FT-IRスペクトルから、膜は多量のH原子を含んだsp2、sp3結合から成る。インデンテーション硬さHITの最大値はd = 1 mm膜で11.1 GPa (Hv: 1052)を得た。他方、d = 10 mm膜はグラファイト様堆積物となった。