2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.5 表面物理・真空

[16a-B3-1~6] 6.5 表面物理・真空

2016年9月16日(金) 09:00 〜 10:30 B3 (展示控室3)

大野 真也(横国大)

09:30 〜 09:45

[16a-B3-3] ラマン分光とRBSを用いたArイオンを照射したSi基板表面分析

關 雅志1、田沼 千秋2 (1.東芝テック、2.法政大学)

キーワード:表面分析、Arイオンエッチング、ラマン分光

Arイオンを照射したSi基板表面の結晶構造を分析し、Arが残留する条件を明確にした。両面研磨したSi基板にArイオンを照射し、顕微ラマン分光測定(ナノフォトン社製のRAMANtouch)によって、Si基板表面のSi原子の濃度と結晶格子の歪みを測定した。Arイオン照射の出力が増加するとSi原子の濃度が下がり、Arイオンガンの出力によってSi基板中にArが存在する量が変化することがわかった。発表当日はラザフォード後方散乱分光法 (Rutherford Backscattering Spectroscopy:RBS) による評価結果も加えて、Arが残留する条件を報告する予定である。