2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.1 X線技術

[19p-H137-1~17] 7.1 X線技術

2016年3月19日(土) 13:15 〜 17:45 H137 (本館)

佐々木 明(原子力機構)、江島 丈雄(東北大)

14:00 〜 14:15

[19p-H137-4] 骨形成メカニズム解明のための広視野高空間分解能タルボ型X線位相顕微鏡の開発

呉 彦霖1,2、高野 秀和1,2、星野 真人2,3、寺田 靖子3、松尾 光一4、矢代 航1,2、百生 敦1,2,3 (1.東北大多元研、2.JST-ERATO、3.JASRI、4.慶應義塾大医学部)

キーワード:X線位相顕微鏡、タルボ干渉計、高分解能

本研究は、鏡筒長の長い高倍率結像光学系を構築することで、広い視野を確保しつつ空間分解能を向上させることを目的とした。SPring-8 BL37XUでは長い光学系が構築できる利点を利用し、9keVのX線に対する倍率約100倍の拡大光学系を構築し、周期6 µmの位相格子及び振幅格子を結像面の前に設置し、タルボ型干渉計を構成し、撮影像では、200 nmのL&Sを解像できることを確認し、位相CT像で600 nm程度の空間分解能が得られていることが実証された。