[19p-W331-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

[19p-W331-5] 非対称平面電極を用いた誘電泳動力による白血球の分離Ⅱ

〇濱田 昌也¹、須田 隆夫¹ (1.鹿児島高専)

キーワード：誘電泳動、セルソーター

非対称電極の不均一電界により、赤血球と白血球の誘電泳動力の違いによる分離の可能性について検討した。ガラス基板上にリフトオフ法を用いて電極を作製し、これにPDMSで形成した流路を張り合わせてデバイスとした。リン酸バッファで懸濁した血球を流路内に流し、血球の流動速度を変化させた時の、赤血球と白血球それぞれの流動位置を測定した。流動速度35~100[μm/s]の範囲で白血球と赤血球の流動位置に明確な差があることが確認された。