2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[19p-W611-1~13] 8.7 プラズマ現象・新応用・融合分野

2016年3月19日(土) 14:30 〜 18:00 W611 (西6号館)

佐藤 孝紀(室蘭工大)、白藤 立(大阪市立大)

17:45 〜 18:00

[19p-W611-13] 三次元集積化マイクロソリューションプラズマによる大腸菌の殺菌

白藤 立1、山本 純平1、田中 健司1、中西 猛1、北村 昌也1 (1.大阪市大工)

キーワード:プラズマ、液体、滅菌

大腸菌(8x106 cells/mL)を含む 5 vol.% グリセロール水溶液中において三次元集積化マイクロソリューションプラズマを生成すると,約3分の処理で大腸菌が滅菌される.また,脱イオン水を同ソリューションプラズマ処理した水を30分以内に用いて調整したグリセロール水溶液に大腸菌を導入した場合にも,殺菌能力があることが確認された.更に,同プラズマ処理水を24時間室温放置した後の水を用いて調整したグリセロール水溶液の方が殺菌能力が若干高いことが確認された.この原因が単純な過酸化水素の寄与であるかどうかを議論する.