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[20a-S422-2] 電子捕獲放出過程における界面トラップ間の相互作用
キーワード:半導体、界面トラップ、チャージポンピング
著者らはこれまで,従来のチャージポンピング(CP)理論の根幹である界面トラップ1個当たりの最大CP電流を固定値fq(fはゲートパルス周波数,qは電子電荷)としているのは誤りであり,0~2fqの値をとることを実証してきた.そこで,実際に個々のMOSトランジスタに含まれる界面トラップ数の真の値NTを求めたところ,一定値以上のNTの場合に,トラップ1個当たりのCP電流が殊更fq以下に抑制される傾向が見られた.この原因が界面トラップ間クーロン相互作用によるものか検討した.