15:00 〜 15:15
△ [20p-H103-7] NEXAFS法と固体NMR法によるDLC膜のsp3/(sp3+sp2)比率の定量分析
キーワード:ダイヤモンドライクカーボン膜、NEXAFS、固体NMR
sp3構造の炭素(C-sp3)の含有量はダイヤモンドライクカーボン(DLC)の分類に最も重要なパラメータであることが知られている。NEXAFS法では、水素量が多く絶縁体に近い試料を測定する場合は、C-sp3含有量の値が上手く求められないことが経験的に知られている。固体核磁気共鳴(NMR)法では、DLC膜中のC-sp3の定量化の解析を行う際によく使われている。本研究では、水素量を定量したDLC試料のsp3/(sp3+sp2) 比率をNEXAFS法と固体NMR法で解析し、その定量性を比較する。