2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 機能性酸化物探索の新展開 ~more oxide, beyond oxide~

[20p-H111-1~9] 機能性酸化物探索の新展開 ~more oxide, beyond oxide~

2016年3月20日(日) 13:15 〜 17:30 H111 (本館)

組頭 広志(高エネ研)、松野 丈夫(理研)

16:30 〜 16:45

[20p-H111-7] Fe3O4薄膜の酸化還元反応を利用した全固体磁気特性制御デバイス

土屋 敬志1,2、寺部 一弥2、尾地 真典1、樋口 透1、長田 実2、山下 良之2、上田 茂典2、青野 正和2 (1.東京理大理、2.物材機構)

キーワード:イオニクス、磁性

近年、様々な磁気効果(磁気抵抗(MR)効果、巨大磁気抵抗(GMR)効果、トンネル磁気抵抗(TMR)効果、磁気光学(MO)効果等)が情報通信デバイス、特に高容量メモリ素子に応用されている。磁気特性の新しい制御法が開発されれば、従来技術で得られない特性・性能を有する新規なメモリ素子の創出に繋がる可能性がある。そこで本研究では固体電解質薄膜を用いたイオンの脱・挿入による強磁性酸化物薄膜の酸化還元反応で磁気特性を制御可能な全固体デバイスの作製を行った。本講演では強磁性酸化物としてFe3O4、固体電解質としてLi4SiO4を用いたデバイスの磁気特性の制御挙動について報告する。