2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.8 光計測技術・機器

[20p-H116-1~21] 3.8 光計測技術・機器

2016年3月20日(日) 13:15 〜 18:45 H116 (本館)

安井 武史(徳島大)、崔 森悦(新潟大)

13:30 〜 13:45

[20p-H116-2] カー係数測定用QP法の解析ー絶対符号の決定ー

滝澤 國治1、金 蓮花2 (1.浜松ホトニクス中研、2.山梨大学工)

キーワード:カー効果、ポッケルス効果、固有値

屈折率変化が印加電界の2乗に比例するカー効果は、光エレクトロニクス分野で重要な役割を果たしている。しかし殆どの結晶において、R1111、R1122 およびR2323以外のカー係数は知られていない。我々はこれまでに、ポッケルス効果とカー効果で誘起される動的位相が微弱な電界の2乗に比例することを見出し、両効果の係数を測定するQP法を考案した。今回我々は、点群1の三斜晶系の結晶の動的位相を解析し、QP法を用いればカー係数の絶対値と絶対符号を決定できることを明らかにした。