2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[20p-H121-1~24] 15.4 III-V族窒化物結晶

2016年3月20日(日) 13:15 〜 19:45 H121 (本館)

荒木 努(立命館大)、船戸 充(京大)、尾沼 猛儀(工学院大)

14:00 〜 14:15

[20p-H121-4] 貫通転位の絶縁膜/GaN 界面への影響評価

横川 俊哉1、山本 雄大1、栫 拓也1、西平 貴則1、岡田 成仁1、只友 一行1 (1.山口大工)

キーワード:窒化物系半導体、絶縁膜、電気的特性

一般にGaN 系HFET においてはパッシベーション膜を適用することで電流コラプスの抑制がで
き特性改善が得られる。またMISFET もゲートリーク電流の低減の効果から開発が進んでいる。
また最近SiC などから格子整合系のバルクGaN 基板を用いることにより電流コラプスなどの抑制
効果が示されている。しかしエピ条件や構造を統一して絶縁膜/GaN 界面の電気特性と転位との関
係を系統的に比較評価した結果は少ない。今回我々は、サファイア、低転位バルクGaN、そして
選択再成長によって転位を低減したGaN テンプレートなどを用いて転位密度を変化させ、その上
に絶縁膜を形成して材料的な評価と電気的な比較によりその影響を調べたので報告する。