2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[20p-P9-1~22] 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2016年3月20日(日) 13:30 〜 15:30 P9 (屋内運動場)

13:30 〜 15:30

[20p-P9-3] SiO2を用いたGaN基板上MOSFETのMg濃度依存性

上野 勝典1、高島 信也1、稲本 拓朗1、松山 秀昭1、江戸 雅晴1、中川 清和2 (1.富士電機(株)、2.山梨大)

キーワード:GaN、SiO2、MOSFET

GaN系FETはGaNの優れた物性値から次世代の低損失パワースイッチング素子として期待されている。パワー用途でのスイッチングデバイス実現には絶縁ゲート駆動でノーマリオフ型が望まれており、近年は自立基板の普及に伴い縦型MOSFETの開発も検討がされ始めた。これらのFETデバイスにおいてGaN上の MOS界面の制御は、FETの特性を左右する重要な要素技術であり、これまでは主にサファイア上やSi上にヘテロエピ成長したGaN結晶上で検討がなされてきた。昨年秋の応用物理学会にて自立基板GaN上に作製したSiO2-MOSFETの初期特性について報告したが、今回はドープしたMg濃度の依存性について調べたので報告する。