2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[20p-W541-1~16] 3.10 光量子物理・技術

2016年3月20日(日) 13:45 〜 18:30 W541 (西5号館)

神成 文彦(慶大)、大坪 順次(静岡大)

15:45 〜 16:00

[20p-W541-7] Bennett 1992の盗聴量解析

中村 敏幸1、中田 賢佑1、小川 和久1、岡本 淳1、富田 章久1 (1.北海道大院情報科学研究科)

キーワード:量子情報技術、量子暗号

近年、無条件安全でエラー率測定不要な量子鍵配送(QKD)としてラウンドロビンDPS-QKDが注目されている。このプロトコルは、送信状態と受信系のセットアップで盗聴量の上限が決まるので、機器の不完全性によるビットエラーが見積もられる盗聴量に影響しないことや、ビットエラーが大きくても鍵配送が可能であるといった利点がある。このプロトコルと同様の性質を持ち、実装が容易なプロトコルを構成できないかという興味がある。そこで、我々はBennett 1992(B92)プロトコルに注目し、Intercept/resend攻撃において、平均光子数に対する盗聴量を示した。