2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[21a-P7-1~10] 6.6 プローブ顕微鏡

2016年3月21日(月) 09:30 〜 11:30 P7 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[21a-P7-6] TiO2(110)表面上の帯電領域のNC-AFM/KPFM観察

〇(PC)小野田 穣1,2、Pang Chi Lung3、Yurtsever Ayhan4、杉本 宜昭1,2 (1.東大新領域、2.阪大院工、3.UCL、4.阪大基礎工)

キーワード:原子間力顕微鏡、ケルビンプローブフォース顕微鏡、二酸化チタン

我々は非接触原子間力顕微鏡(NC-AFM)とケルビンプローブフォース顕微鏡(KPFM)によってルチル型TiO2(110)表面上の帯電領域の観察を行った。NC-AFM像から、表面の大域では水の解離によって生じた多くの水素原子が存在しているが、この帯電領域では水素原子は排他的に押し出されることが分かった。同時測定したKPFM像からこの領域は周辺より正に帯電していることが判明し、これはドーパントが下地に存在するためだと推察される。