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[21a-P8-1] 希土類--リン共ドープシリカガラスの紫外吸収端の希土類依存性
キーワード:シリカガラス、希土類オルトリン酸塩ナノ結晶、紫外吸収端
無共溶媒ゾル-ゲル法によって希土類オルトリン酸塩(REPO4, REはYまたはPm以外のLa-Lu)ナノ結晶を含むモノリス状シリカガラスを合成した。REPO4ナノ結晶とホストであるシリカガラスとの屈折率差が大きいにもかかわらず、ナノ粒子の粒径(~5-10nm)と粒径分散が小さいため、これらのガラスは深紫外域(~<300nm)で優れた透明性を示した。紫外吸収端は、Y3+、La3+、Gd3+、Lu3+イオンを含むガラスではPO4ユニットにおける電子遷移に、これら以外の4f殻が開殻であるRE3+イオンを含むガラスでは4f-5dまたは電荷移動吸収に起因した。