[21a-S423-1~10] 13.9 光物性・発光デバイス

[21a-S423-6] Lu₃Al₅O₁₂;Ce³⁺蛍光体のパッシベーション効果における発光特性

〇小泉 洋¹、村山 幸大¹、イスラム モニルル¹、櫻井 岳暁¹、秋本 克洋¹、チョー ユージン²、関口 隆史²、渡部 純也³、杉山 伸³ (1.筑波大学、2.物質機構、3.NML)

キーワード：蛍光体、白色LED、発光

耐薬品性かつ耐熱性に優れた安定性を持つことから，白色LEDへの適用が望まれるLu₃Al₅O₁₂; Ce³⁺ において，ソルボサーマル法を用いたオレイン酸コートによる表面改質効果を検証した．その結果，Photoluminescenceにより発光強度の向上を確認した．また，Cathodoluminescenceにより結晶欠陥由来の317nmのピーク強度の減少を確認し，パッシベーション効果によるダングリングボンドの終端化で，Ce³⁺イオンの4f→5d遷移由来の発光である可視光のピーク強度が増加したと推察した．