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[21a-W833-4] アバランシェ型超伝導ナノワイヤ単一光子検出素子の特性評価
キーワード:単一光子検出器、超伝導ナノワイヤ
超伝導ナノワイヤ単一光子検出器(SSPD)は、高感度、低暗計数率、かつ高い時間分解能を有する光子検出器として、様々な応用研究分野で用いられている。SSPDにおいて、高検出効率化を図る為の方針として、低いエネルギーギャップを有した超伝導薄膜ナノワイヤの適用やナノワイヤの狭線化が考えられるが、いずれの場合も超伝導ナノワイヤの臨界電流値が従来よりも減少する為、信号対雑音比が悪化し、時間分解能が劣化してしまう。この問題を解決する事の出来る構造として、アバランシェ型超伝導ナノワイヤ光子検出素子(Superconducting Nanowire Avalanche Photon detector: SNAP)が提案されている。今回は、2本のナノワイヤが並列配置された2-SNAP素子の作成と性能評価を行ったので報告する。