2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[21p-S011-1~20] 17.2 グラフェン

2016年3月21日(月) 13:45 〜 19:00 S011 (南講義棟)

神田 晶申(筑波大)、佐藤 信太郎(富士通研)

17:45 〜 18:00

[21p-S011-16] グラフェン量子ドットにおける近藤効果の観測

金井 康1、生田 昂1、小野 尭生1、大野 恭秀2,1、前橋 兼三3,1、井上 恒一1、松本 和彦1 (1.阪大産研、2.徳島大、3.東京農工大)

キーワード:グラフェン、量子ドット、電気特性

本研究では化学気相法によって合成したグラフェンをエッチングし、グラフェン量子ドットを作製した。20 mK程度まで冷却して測定を行い、クーロン振動を観測した。ゼロバイス付近に通常の量子ドットでは現れないコンダクタンスピークを観測した。電気特性の結果から、それが量子ドット中の電子とリードの電子がスピン一重項状態を形成する近藤効果によると考えられる。