2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[21p-W521-1~18] 12.4 有機EL・トランジスタ

2016年3月21日(月) 13:45 〜 18:45 W521 (西5号館)

三津井 親彦(東大)、伊東 栄次(信州大)、野田 啓(慶大)

18:15 〜 18:30

[21p-W521-17] 低誘電率ゲート絶縁膜を用いた多結晶Ph-BTBT-10
電界効果トランジスタの低電圧駆動特性

國井 正文1、飯野 裕明1、半那 純一1 (1.東工大 像情報)

キーワード:高次液晶相、低電圧有機電界効果トランジスタ、溶液プロセス

低誘電率ゲート絶縁膜を用いて作成した、2-decyl-7-phenyl-[1] benzothieno[3,2-b][1] benzothiophene (Ph-BTBT-10) 電界効果トランジスタ(FET)の低電圧駆動特性について報告する。高次の液晶相を用いた溶液プロセスで作成したPh-BTBT-10 をチャネル層とし、ポリスチレンとSiO2 の積層ゲート絶縁膜を用いたボトムゲート、ボトムコンタクト型Ph-BTBT-10 FETは、ドレイン電圧 - 2V で飽和移動度4.9 cm2/Vs、subthreshold slope (SS) 79 mV/decade という極めて優れた特性を示した。