2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[22a-P6-1~19] 15.4 III-V族窒化物結晶

2016年3月22日(火) 09:30 〜 11:30 P6 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[22a-P6-17] 反応性プラズマ支援成膜法により形成したBN膜の構造変化と密着性

野間 正男1、山下 満2、江利口 浩二3、長谷川 繁彦4 (1.神港精機株式会社、2.兵庫県立工業技術センター、3.京大院工、4.阪大産研)

キーワード:窒化ホウ素、密着性、反応性プラズマ支援成膜法

反応性プラズマ支援成膜法(RePAC)を用いた密着性の良好なBN膜の表面は、sp2sp3結合状態が混在するBNナノクラスター構造からなり、その混合比はAr/N2ガス流量比(RAN)と基板バイアス電圧(Vsub)により制御できる。一方我々は、RePACにて(RAN, Vsub)を広範囲で変化させると、BN膜表面にクラックが生じることを観測した。本講演では、特定の(RAN, Vsub)により成膜したBN膜表面でのクラックの生成機構について報告する。