2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[22a-S011-1~16] 17.2 グラフェン

2016年3月22日(火) 09:00 〜 13:15 S011 (南講義棟)

前橋 兼三(農工大)

10:30 〜 10:45

[22a-S011-7] 脱炭酸的アリール化によるグラフェン量子ドットの可溶化と発光色の制御

小田 一磨1、廣戸 聡1、忍久保 洋1 (1.名大院工)

キーワード:グラフェン、量子ドット、脱炭酸

グラフェン量子ドット(GQD)はナノサイズのグラフェンであり、バルク状グラフェンとは異なる性質を示す。一般的にGQDは多数の酸素官能基を有し、水などの高極性溶媒にしか溶けない。今回、我々はカルボキシ基の脱炭酸的カップリング反応を利用することにより、GQDに様々なアリール基を導入することに成功した。その結果、様々な有機溶媒に可溶なGQDの合成に成功した。また、導入する置換基によって蛍光特性が変化することを見いだした。