2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[5p-C17-1~17] 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2017年9月5日(火) 13:45 〜 18:15 C17 (研修室2)

加藤 正史(名工大)、佐藤 威友(北大)

14:00 〜 14:15

[5p-C17-2] リモートプラズマCVD SiO2/GaN界面の熱安定性

グェン スァン チュン1,2、田岡 紀之2、大田 晃生1、山田 永2、高橋 言緒2、池田 弥央1、牧原 克典1、清水 三聡2、宮崎 誠一1 (1.名古屋大学、2.産総研 GaN-OIL)

キーワード:SiO2/GaN、リモートプラズマCVD

SiO2/GaN構造において、SiO2堆積後の高温(≥800 ºC)熱処理(PDA)は、SiO2膜中へのGaの拡散引き起こし、SiO2表面に島状構造を形成することが報告されている。このGa拡散には界面酸化や界面Ga酸化物の熱的安定性が関与すると考えられる。したがって、SiO2堆積膜の緻密化と界面特性の向上を意図したPDAでは、界面酸化層の制御が重要となる。最近、我々は、リモートプラズマCVDによりGa酸化物がほとんどみられない組成急峻なSiO2/GaN界面の形成に成功した。本研究では、この組成急峻なSiO2/GaN界面について、PDAが界面特性に与える影響を調べた。