13:30 〜 15:30
[5p-PA1-12] 窒素含有カーボンナノチューブの分散性評価と高分子コンポジットフィルムの作成
キーワード:カーボンナノチューブ、溶解度パラメーター、複合材料
本講演では、熱化学気相成長(T-CVD)法で作製した窒素含有カーボンナノチューブ(N-CNT)と、新規合成法として窒素超臨界流体中のプラズマ放電で合成(PE-CSCFD法)したN-CNTの溶媒分散性評価を行った。生成物をX線電子分光測定により解析したところ、窒素導入量はPE-CSCFD法ではC/N比で18 atm.%であるのに対し、T-CVD法では4.7 atm.%であった。PE-CSCFD法により、窒素導入率が従来の3倍以上に向上した。この新規合成法で得られたCNTは水やイソプロパノールに良く分散した。