2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[5p-S43-1~13] 2.2 検出器開発

2017年9月5日(火) 13:15 〜 16:45 S43 (第3会議室)

人見 啓太朗(東北大)、前畑 京介(九大)

15:30 〜 15:45

[5p-S43-9] 電子飛跡型コンプトンカメラの粒子線治療への応用の検討

黒澤 俊介1,2、谷森 達3,4、高田 淳史3,4、山路 晃広5、大橋 雄二1、鎌田 圭1、横田 有為1、吉川 彰1,5、北浦 守2、大西 彰正2、門叶 冬樹2、岩井 岳夫6、根本 建二6 (1.東北大NICHe、2.山形大理、3.京大理、4.京都スペースガンマ、5.東北大金研、6.山形大医)

キーワード:電子飛跡型コンプトンカメラ、シンチレータ、ガス検出器

粒子線治療はブラッグピークをガンの位置に合わせて、ガン細胞の遺伝子情報を破壊するガン治療法である。他の治療法と比べて、正常な細胞への損傷といった身体的影響が小さく、さらに長期にわたる入院治療などの必要もないなどの利点がある。実際のブラッグピークの位置を粒子線治療時に確認する方法が安全性から求められており、電子飛跡型コンプトンカメラ(ETCC)を用いた、陽子照射中の即発ガンマ線のイメージング実証試験を行ってきた。本講演ではその現状について紹介する。