2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[6a-A202-1~10] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2017年9月6日(水) 09:00 〜 11:45 A202 (202)

簔原 誠人(高エネ研)

09:30 〜 09:45

[6a-A202-3] レーザー励起光電子顕微鏡で明らかにするLaAlO3/SrTiO3界面における強磁性

元結 啓仁1、李 智蓮1、谷内 敏之1、高橋 竜太1、リップマー ミック1、辛 埴1 (1.東大物性研)

キーワード:磁性、ヘテロ界面、光電子顕微鏡

非磁性酸化物のヘテロ界面であるLaAlO3/SrTiO3において、強磁性の存在を示す実験報告が存在するが、Tcが室温以上であり、不均一な磁気構造が観察されたことから、磁性不純物由来ではないかと議論を生んでいた。我々はこれまでにレーザー励起光電子顕微鏡を用いた磁気ドメイン観察を通して、室温で強磁性が本質的に存在していることを報告してきた。今回は同手法を用い、様々なLaAlO3膜厚と温度条件において、更なる磁性の観測を行ったので報告する。