2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[6p-A402-1~11] 3.4 生体・医用光学

2017年9月6日(水) 13:15 〜 16:15 A402 (402+403)

松浦 祐司(東北大)、山中 真仁(名大)

15:45 〜 16:00

[6p-A402-10] ガラスマルチキャピラリを用いたバイオセンサの高感度化に関する検討

〇(M2)奥山 泰平1、片桐 崇史2、松浦 祐司1 (1.東北大学大学院医工学研究科、2.東北大学大学院工学研究科)

キーワード:マルチキャピラリ、バイオセンサ、蛍光測定法

微量タンパク質の定量手法として免疫学的測定法がある.通常は小容量のウェル壁面にて試料吸着を行うため検出限界は数十 pg/mLであり,更なる高感度化が必要である.そこでマルチキャピラリを用いた蛍光測定法を提案する.従来のガラスウェルに比べ70倍の検出光強度が得られ,模擬実験系において濃度1 pg/mL,タンパク質では濃度7 pg/mLの検出に成功した.これはマルチキャピラリが高感度なバイオセンサとして機能する可能性を示唆する.