2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.4】3.11 フォトニック構造・現象,13.7 ナノ構造・量子現象のコードシェアセッション

[6p-A405-1~22] 【CS.4】3.11 フォトニック構造・現象,13.7 ナノ構造・量子現象のコードシェアセッション

2017年9月6日(水) 13:15 〜 19:30 A405 (405+406)

浅野 卓(京大)、岩本 敏(東大)、中岡 俊裕(上智大)

16:45 〜 17:00

[6p-A405-13] 単一量子ドットでの傾斜核四極子場による核スピン緩和

松崎 亮典1、山本 壮太1、〇鍜治 怜奈1、笹倉 弘理1、足立 智1 (1.北大院工)

キーワード:量子ドット、核スピン分極、核四極子効果

半導体量子ドット(QD) では,3次元閉じ込めによるキャリアの局在化により,電子スピンと核スピンとの間の超微細相互作用 (HFI) が劇的に増大し,電子の感じる有効磁場BN と核の感じる有効磁場 Be が相互に大きく影響を与える.また,SK成長QD の特徴である核四極子効果もHFIを通して電子スピンに影響し,種々の新規現象を引き起こす.本講演では,QDでの核四極子効果に着目し,ゼロ磁場下における核スピン分極緩和への影響を考察する.