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[6p-A405-19] フォトニック結晶レーザの高出力・短パルス動作の解析 -空孔形状の設計―
キーワード:フォトニック結晶レーザ、パルス動作、結合波理論
フォトニック結晶レーザ(PCSEL)は、大面積コヒーレント発振が可能な半導体レーザである。前回、我々はPCSELの短パルス・高ピーク出力動作の実現に向けて、利得領域と可飽和吸収領域を有するPCSEL構造を提案した。今回、PCSELにおける空間光子分布を考慮した3次元結合波理論による過渡応答解析を行い、光子分布が吸収領域まで広がるようにフォトニック結晶の空孔形状を設計することで、幅100 ps以下の自励パルス発振を実現しうることを見出した。