[6p-A501-1~21] 12.5 有機太陽電池

[6p-A501-19] PbS量子ドットヘテロ接合型太陽電池における開放電圧の粒径依存性

〇(M1)北畠 有紀子^1,2、丁 超²、張 耀紅²、大図 修平²、豊田 太郎^2,4、早瀬 修二^3,4、片山 建二¹、沈 青^2,4 (1.中大理工、2.電通大、3.九工大、4.JST CREST)

キーワード：PbS 量子ドット、PbS 量子ドット太陽電池

近年量子ドット(QD)太陽電池が注目されている。量子ドットの利点として、太陽電池に応用した際の理論変換効率(44%)が従来の理論変換効率(約30%)より高いことなどが挙げられる。しかし、PbS量子ドット太陽電池のエネルギー変換効率は未だ10.6%であり、理論変換効率より遥かに低い。我々はこれまでに粒径が異なるPbS-QD/ZnOナノロッドヘテロ接合型太陽電池を作製し、量子ドットの粒径による光電変換特性の変化を確認した。本研究では、量子ドットの粒径が異なるPbS-QD/ZnOナノロッドヘテロ接合型太陽電池における光電変換特性と開放電圧の温度依存性を評価し、開放電圧の損失の量子ドット粒径依存性とそのメカニズムについて検討した。