2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[6p-C24-1~13] 6.6 プローブ顕微鏡

2017年9月6日(水) 13:45 〜 17:15 C24 (C24)

一井 崇(京大)、山下 隼人(阪大)

16:45 〜 17:00

[6p-C24-12] 周波数変調原子間力顕微鏡によるナノ水膜/マイカ界面の特性評価

新井 豊子1、飯田 明日香1、佐藤 昂平1、富取 正彦2 (1.金大院自然、2.北陸先端大)

キーワード:ナノ水膜、周波数変調原子間力顕微鏡

約2 nm厚のナノ水膜がはったマイカ/水界面構造を大気中駆動の周波数変調原子間力顕微鏡(FM-AFM)を用いて評価した。マイカを大気中で劈開し、高湿度環境におくことで、マイカ上に水蒸気が吸着してナノ水膜が形成される。探針先端のみがナノ水膜中に浸った大気駆動FM-AFMを用いて、マイカ表面に近い方から、K+イオンと水分子が共存する吸着層、第1水和層、第2水和層、第3水和層を、原子分解能で描き出すことに成功した。