2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 先進農業に向けたプラズマ応用最前線 ~新たな植物生育環境の開発・制御~

[6p-S22-1~9] 先進農業に向けたプラズマ応用最前線 ~新たな植物生育環境の開発・制御~

2017年9月6日(水) 13:30 〜 17:20 S22 (パレスB)

柳生 義人(佐世保高専)、高橋 克幸(岩手大)

13:30 〜 13:45

[6p-S22-1] 趣旨説明;先進農業に向けたプラズマ応用最前線

高木 浩一1 (1.岩手大理工)

キーワード:プラズマ、農業、静電気

高電圧やプラズマが動物や植物に及ぼす影響は,科学技術が現在のように発展する前より経験的に知られており,また系統的な研究も18世紀には行われている.高電圧やプラズマの農業への応用も,品種改良や培地の環境制御,静電散布や食品加工の分野などで進んできた.近年,食の安全への関心の高まりや,農業従事人口の減少,フードサプライチェーンのグローバル化に伴い,高電圧やプラズマの,農業や水産業,フードサプライチェーンへの新たな応用技術への関心が高まっている.本講演では,農業や水産業を取り巻く環境や,高電圧やプラズマの応用技術への期待を含めたシンポジウムのの狙いや,全体構成やその概要について述べる.