2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 先進農業に向けたプラズマ応用最前線 ~新たな植物生育環境の開発・制御~

[6p-S22-1~9] 先進農業に向けたプラズマ応用最前線 ~新たな植物生育環境の開発・制御~

2017年9月6日(水) 13:30 〜 17:20 S22 (パレスB)

柳生 義人(佐世保高専)、高橋 克幸(岩手大)

15:30 〜 15:45

[6p-S22-6] 酸素ラジカル照射を用いて不活化されたカビ胞子の蛍光染色評価と電子顕微鏡像解析

田中 優太1、呉 準席1、加藤 雅士1、橋爪 博司2、太田 貴之1、堀 勝2、伊藤 昌文1 (1.名城大理工、2.名古屋大工)

キーワード:プラズマ、カビ、透過電子顕微鏡

プラズマ中にはイオン、電子、ラジカルや紫外線が存在し、それら個々の効果は定量的に明らかとなっていない。そこで我々はプラズマ中の中性な酸素ラジカルのみを供給できる非平衡大気圧ラジカル源を用いてミドリカビ胞子の不活化を行い、基底状態の酸素原子O(3Pj)が殺菌因子であることを明らかにしてきた。本研究ではコウジカビ胞子の酸素ラジカルによる不活化効果と細胞壁やオルガネラ等への影響について電子顕微鏡を用いて観察した。