2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[7a-C22-1~12] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2017年9月7日(木) 09:00 〜 12:45 C22 (C22)

中村 芳明(阪大)、塩見 淳一郎(東大)

09:45 〜 10:00

[7a-C22-4] SiO2絶縁膜界面の欠陥終端によるNanowire型Si熱電発電デバイスの特性改善

〇(D)橋本 修一郎1、大場 俊輔1、姫田 悠矢1、大和 亮1、松川 貴2、松木 武雄2、渡邉 孝信1 (1.早大理工、2.産総研)

キーワード:シリコンナノワイヤ、熱電発電デバイス、ゼーベック効果

エナジー・ハーベスティング技術はIoT社会を実現するキーテクノロジーとして注目され、その中でもシリコンナノワイヤ(SiNW)がCMOSプロセスで製造可能な微小熱電発電デバイス(μTEG)材料として期待されている。これまで我々は、SOI基板上に作製したn型SiNWについて、n型Siが本来もつ負のゼーベック係数では説明できない逆向きの正のゼーベック係数が発現することを報告してきた。今回我々は、ゼーベック係数の極性反転の起源として、NW周縁のSi/SiO2界面欠陥に起因する捕獲電荷が熱電特性におよぼす影響を調査した。