[7a-PA5-1~22] 3.8 光計測技術・機器

[7a-PA5-13] 電気スペクトルアナライザのビデオ帯域幅の調整による傾斜利用BOCDRの歪ダイナミックレンジの向上

〇李 熙永¹、水野 洋輔¹、中村 健太郎¹ (1.東工大)

キーワード：ブリルアン散乱、光ファイバセンサ、ダイナミックレンジ

ブリルアン散乱スペクトル（BGS）の傾斜を用いる「傾斜利用BOCDR」は光ファイバに沿った歪・温度分布を高速かつ高分解能で測定できる有用な技術である。しかし、歪・温度のダイナミックレンジはBGS傾斜の線形範囲により制限されていた。そこで本研究では、BGSを観測する電気スペクトルアナライザのビデオ帯域幅を調整することで、歪ダイナミックレンジが向上できることを実証する。結果、従来の３倍以上にまで向上させることに成功した。