2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[7p-A405-1~21] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

3.11と3.12のコードシェアセッションあり

2017年9月7日(木) 13:15 〜 19:00 A405 (405+406)

松井 裕章(東大)、大平 泰生(新潟大)

14:15 〜 14:30

[7p-A405-5] コロイド状シリコン球の作製と誘電体ナノアンテナへの応用

杉本 泰1、藤井 稔1 (1.神戸大院工)

キーワード:シリコン、誘電体、電場増強

シリコン(Si)は高屈折率(>3.6)誘電体材料であり、可視領域の吸収係数が非常に小さいため、低損失な可視応答材料として注目されている。先行研究では、Si基板のレーザーアブレーションにより数100 nmのSi粒子を形成し、可視域でMie散乱に由来する特性が示されている。しかしながら、形状や粒径制御が困難な現状であり、光学共鳴の発現及びその機構の解明にとどまっている。本研究では、100-250 nmの範囲で精密にサイズ制御されたコロイドSi球を作製し、誘電体ナノアンテナとしての特性を評価する。